文章2
わたしは運転免許を持っていない。ほとんどのは学生時代に取ってしまうのだろうが、 当時は車が必要だと思っていなかった。もともと車が好きではないので、免許を取るなどとい う考えはまったくなかったのである。
( 71 )、最近免許はあったほうがいいかなと考えている。これから年を取っていくに つれて、もしかしたら必需品になるのではとさえ思うようになったからだ。例えば出先で買い物 すると、荷物が多くなる時がある。私の場合はほとんど本なのだが、そんな時「ああ、車があ ったらなあ」とため息をつく(=叹息)。もちろんタクシーは走ってはいるが、うまくつかまらず に町中をタクシーを求めてさまよい(=徘徊)歩くこともある。重い荷物を持ち運ぶとなる と、欲しい本も次の機会にとあきらめざるをえない。こんな時、自分の車があったらどれだけ 楽かわからない。
知り合いには 50 歳を過ぎて免許を取った男性たちがいる。彼らに免許の話を聞こうとす ると、話が途切れることはない。 74 苦労してとった ので、その喜びはたとえようもないらしく、、目が輝いている。
「運転はいいですよ。ぜひ取りなさい。わたしなんか週末、必ずドライブに行っています。」と 勧められた。75「家には居場所がありませんからね。でも車の中は僕だけの個室だから、…」 そういう考え方もあったのかとわたしはうなずいた。もうは無事に免許をとっても、最初 は右折をするのがとても怖かったという。
注釈1 動詞の未然形+ざるをえない/不得不
注釈2 たとえ+ようもない/无法形容
文中の( 71 )に、何を入れたらいいですか